金沢大学先端観光科学研究所 | Frontier Institute of Tourism Sciences Kanazawa University

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NEWS | お知らせ

【変化をチャンスに!】北陸新幹線敦賀延伸の影響!?北陸新幹線延伸による交通動態(石川県民)アンケート結果のプレスリリース

金沢大学先端観光科学研究所に所属する藤生慎准教授(融合研究域融合科学系)と,

同准教授が指導する交通・防災まちづくり研究室所属の西岡洸紀研究科生(自然科学研究科地球社会基盤学専攻)は,

北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴う石川県民の利用意向・交通動態に関するアンケート調査

を2023年12月に実施し,この度その結果をプレスリリースとして公表しました。

北陸新幹線の敦賀延伸開業により,北陸地域と首都圏・関西圏を結ぶ交通手段が拡大し,

北陸地域の市民の交通流動が大きく変化すると予想されます。

敦賀延伸開業後は敦賀での乗り換えが必要になるだけではなく,所要時間の短縮や移動費用の増加など,

様々な観点から市民の交通行動に影響があると思われます。

本調査は石川県民を対象に実施され,乗り換えの発生や運賃の増加などが

関西圏への移動にどのような心理的影響を与えるか

また,それにより北陸新幹線の利用意向にどのような影響があるかをアンケート形式で調査し,

その結果,以下のことが主に明らかになりました。

 

▶ 敦賀開業後の関西圏への移動の際の交通機関選択の優先順位

→ 抵抗感の有無に関わらず,北陸新幹線の利用者が最も多い

▶ 敦賀開業後の関西圏への移動の際の北陸新幹線の選択要因

→ 他の交通手段と比較しての①快適性 ②所要時間の短さ

 

分析の一例はこちら

結果として、敦賀駅での乗り換え発生よりも運賃増額の方が抵抗感の有無に影響することがわかり、

また、年齢別で乗り換えに関する懸念詳細は異なるが、荷物を持っての移動が利便性を下げる評価につながります。

例えば、1本列車を遅らせるなど余裕のある乗り換え予約をすれば、敦賀駅のフリー改札を利用し駅周辺でプチ観光ができるなど、付加価値を与える旅行提案で逆にこの変化をチャンスにできそうだということもわかりました。

 

プレスリリースはこちら

様々な分析がこの結果から読み取れますので、そのほかの分析結果詳細などにつきましては、

下記の問い合わせ先にご連絡ください。

■研究内容に関すること

融合研究域融合科学系 准教授

金沢大学先端観光科学研究所  藤生 慎

TEL :076-234-4914

E-mail:fujiu@se.kanazawa-u.ac.jp

 

■広報担当

融合系事務部総務課企画総務係 荒井 創

TEL :076-264-5920

E-mail:yugosomu@adm.kanazawa-u.ac.jp

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