金沢大学先端観光科学研究所 | Frontier Institute of Tourism Sciences Kanazawa University

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NEWS | お知らせ

白馬村にて観光・地域振興に関する交流を実施

2025年6月17日、白馬村にて、先端観光科学研究所および融合学域観光デザイン学類の関係者による現地視察と意見交換が行われました。本視察には以下のメンバーが参加しました:

米田 隆(先端観光科学研究所長・教授)
佐無田 光(融合学域観光デザイン学類長・教授)
森崎 裕磨(先端観光科学研究所 助教)
今 洋佑(先端観光科学研究所 特任准教授・コーディネーター)
田中 直史(先端観光科学研究所 客員研究員)

〇地域行政・教育機関との意見交換からスタート
視察は午前10時、白馬村役場にて副村長および観光部局との意見交換から始まりました。観光振興における地域課題や今後のビジョンについて率直な意見が交わされ、研究機関と行政の連携可能性について意義深い対話が行われました。
続いて11時には白馬高校を訪問し、地域の次世代育成や観光教育の現状と可能性について教職員との意見交換を行いました。地域に根ざした観光人材の育成という観点で、教育機関との連携の重要性が再確認されました。

〇地元の食文化に触れながら、地域観光の現場を視察
昼食には、地元産の食材を活かした「農カフェ」にて地域の食文化を体験。午後は以下の施設を視察し、多様な観光のかたちに触れました:
・丸金旅館:泊食分離の取り組みが進む現場として視察。旅館運営の柔軟性と地域飲食店との連携が紹介されました。
・白馬ホスピタリティグループ(HHG):外国人オーナーによる地域との協働モデルを学ぶ視察を実施。多文化共生と地域観光の未来像について意見を交わしました。
・Re:Public(泊まれる書店):宿泊と書店を組み合わせたユニークな滞在体験の場を視察。観光と知的交流の融合の可能性を感じる場所として紹介されました。
・白馬インターナショナルスクール(HIS):国際的な教育拠点としての魅力と、教育を起点とした滞在型観光の可能性について意見を交わしました。

〇今後の展望
本視察を通じて、白馬村における観光・教育・地域連携の可能性を多角的に確認することができました。今後は、研究と現場との連携をさらに深め、持続可能な観光地域づくりに向けた具体的な取り組みへとつなげていく予定です。

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